季節の蔵飾り「重陽の節句」

企画展

こんにちは、耕心館です。

まだまだ暑い日が続いておりますが、体調を崩されておりませんでしょうか。

耕心館の蔵では9月30日（土）まで、季節の蔵飾り「重陽の節句」を展示中。

気分だけでも「秋」を感じていただければと思います。

重陽の節句とは、、、

9月9日は重陽の節句。現代ではなじみが無くなりつつありますが、

おめでたいとされる奇数の中でも最大の「９」の数字が重なることから、

かつては非常に重んじられた日でした。

重陽の節句はもともと中国から伝わり、

平安時代には貴族たちがたしなむ年中行事となりました。

邪気を払うと信じられていた菊を鑑賞する宴を催したり、

菊の花についた露を肌に塗ったり、

花びらを浮かべた酒を呑んで健康と長寿を祈ったといいます。

さて、旧暦の9月9日は現在の10月にあたり、

農山村ではちょうど田畑の収穫が最盛期を迎える頃。

宮中で育まれた重陽の節句の風習は、

徐々に庶民の間にもひろまっていきました。

農山村では “収穫期”と重陽の節句とが重ねられ、

「菊の節句」とともに「栗の節句」とも呼び、栗ごはんを炊いて収穫をお祝いしたとのことです。

「菊の節句」や「栗の節句」ならご自宅でも気軽に出来そうですね！

―「重陽の節句」―

秋の始まりを、皆様もご自宅で楽しまれてはいかがでしょうか。

瑞穂町耕心館
最寄り駅：JR八高線『箱根ケ崎駅』
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