8/17 朗読とピアノで織りなす 平和・いのち・幸せ 〜戦後80年を迎えて〜
今年2025年は終戦から80年の年になります。
終戦の年に生まれた赤ちゃんは現在80歳ですね。
毎年8月になるとテレビでも戦争を取り上げその悲惨さを伝え
平和の大切さを訴えかけています。
ただし実際に戦争の中で生きていた人たちの生の声は
次第に聞かれなくなっているのが現実です。
今回お届けするのは
終戦時に10歳だった男の子の目を通して見た終戦時の混沌とした悲しみです。
8月17日(日)耕心館にて
「朗読とピアノで織りなす 平和・いのち・幸せ
〜戦後80年を迎えて〜」
を開催しました。
出演は、三澤淑恵さん(朗読)と五木田綾さん(ピアノ)です。
お二人はこれまでにも同様のコンサートを行っており
どちらも多くのお客様が関心を持って集まってくださったそうです。
前半は、終戦を旧満洲で迎えた10歳の男の子が
病気で動けなくなった両親に代わり
不安と恐怖のなか、行商をして生活をしのぎ
1年すぎてからやっと日本への引き上げ船に乗ることができたという
中島俊明さんが実体験をもとにお書きになった「行商」を
朗読とピアノでお聴きいただきました。
ピアノの演奏曲は、ベートーヴェンのピアノソナタ「テンペスト」「月光」や
ショパンの「革命」「ノクターン第19番」などを、
シーンに合わせて選曲し情景をより深く心に届ける役割をしました。
後半は前半とはかわりホッコリとする作品の
「名前」(角田光代)を朗読、
ひとりひとりが持っている名前は
親がどのような思いでつけたのか
聞いているひとりひとりが考えさせられ
また幸せな気持ちになるお話でした。
また、谷川俊太郎さんの作品
「ひとりひとり」「生きる」
ピアニスト辻井伸行さんが
東日本大震災の時に作曲したピアノ曲
「それでも、生きていく」が演奏されました。
終演後は皆さま、良かった、感動したとおっしゃってお帰りになりました。
今後、小学校や中学校で行っても良い公演ではないかと感じました。
当日お越しくださいました皆さま
そして三澤さん、五木田さん、どうもありがとうございました!
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