10/3・10 2025年度 第3回 友禅体験講座を開催しました!
こんにちは耕心館です
10月3日(金)10日(金) 13時より、
「講座シリーズ 2025年度 第3回 友禅体験講座」を開催しました!
友禅体験講座は2日間かけて行う講座です。
1日目:下絵付け、糸目糊置き、地入れ
2日目:友禅挿し
(外注で最終加工処理をして)完成です!
今回の講座では、初参加の方4名、合計10名ご参加下さいました。
ありがとうございます。
講師の阿部先生です。

はじめに初参加の方へ、作業の流れを丁寧に説明します。

阿部先生のお手本を元に、下絵を描きます。
染料が滲んでも、下絵の線は水で落ちる染料(青花)のため、失敗しても大丈夫です!

下絵が出来たら、糸目糊を置いていきます。

糸目糊を置くと布の繊維に食い込み、染料が流れ出ないようになります。
一定の力間隔で絞り出すのがポイントです。
色挿し体験だけでなく、糸目糊置きから色挿しまでの工程を体験できるのが、
耕心館の友禅体験講座の魅力です。
糸目糊置きが完了したら、うらぶきをします。

うらぶきする前は糸目糊が布に食い込んでいない状態なので、食い込ませるためにうらぶきします。
1日目の最後、布全体に薄い色をつけていきます。これを地入れといいます。

塗りはじめは素早く刷毛を動かし、水分が少なくなってきたらゆっくり刷毛を動かします。
染めムラが出ないように、均一に塗り、四隅も塗り残しがないように色をつけます。
布を斜めに傾けてしまうと、一方に染料が流れてしまい、色ムラの原因となります。
まっすぐ平行に布を持つことも、作品を美しく仕上げるポイントになります。
地入れが終わったら乾燥させて1日目終了です。

2日目は色挿しからスタートです!

染料を筆に含ませて、塗るのではなく、色を布に挿すので「色挿し」と、言うそうです。
滲んではみ出さないように、様子を見ながら丁寧に筆を動かします。

染料の量の調節は、最初は難しいと感じるかもしれませんが、
何度か繰り返すうちに、だんだんとコツが掴めてきます。

阿部先生の色挿しを間近で見られるのも、耕心館友禅体験講座の醍醐味の一つです。

色挿しに慣れてきたら、グラデーション塗りなどの難しい技法も、
きれいに仕上げることができるようになります。

出来ました!

あとは阿部先生が持ち帰り、最終加工を施した後、皆様の手元に届きます。
完成するのが待ち遠しいですね。
「糸目糊を引くのが楽しい!」「楽しかったので開催回数を増やしてほしい」など
とても嬉しいご感想頂けました。
参加してくださった皆様、阿部先生、ありがとうございました。
次回の講座は、
2026年1月9日(金)、16日(金)を予定しております。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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